本日は両耳装用について書かせていただきます。

最近は補聴器店だけでなく耳鼻科の先生も両耳装用を勧めることが増えてきました。
そこで今回は両耳装用のメリット、デメリットをお話しさせていただきます。

まずメリットですが

①方向感、距離感
両方のお耳から音が聞こえてくるので音の方向感、距離感が掴みやすいです。 片方ですとどうしても補聴器を付けている側から聞こえてしまいす。

②聞き取りの向上
賑やかな場所や複数人との会話での言葉の聞きわけがしやすくなります。お耳も2つの耳を使って必要な音にピントを合わせているのです。

③お耳に優しい
両耳装用した方がお耳に優しいと言われています。補聴器は片耳で聞こうとすると、どうしても補聴器の音量も大きなります。大きな音を出せばハウリングもしやすくなりますし、耳への負担も大きくなります。両耳装用であれば1台あたりの音量は小さくて済むのでお耳には優しいですね。

④聴こえの維持
言葉を聞きわける力についても両耳装用の方が維持できます。人間は使わない機能は衰えて行ってしまいます。入院などをして歩かないでいると歩く力が衰えてしまうのが良い例です。片耳装用ですとどうしても補聴器を付けているお耳ばかりが働きます。補聴器をしていない方のお耳には刺激が入らず衰えてしまう場合があるようです。

次にデメリットですが

①費用
両耳装用ですので補聴器も2台必要となり価格面での負担が大きくなります。

②取り扱いについて
取り扱い面でのご負担も2台分必要となります。補聴器に慣れないうちは耳に装着するだけでも大変な作業です。それが2台となると思った以上に大変かもしれません。

③両耳装用の適合
左右の聴力差によってはかえって片耳装用の方が効果が出る場合もあります。補聴器の専門店であれば聴力レベルから両耳装用が良いか片耳装用が良いか判断が出来るかと思います。

以上のように両耳装用には良い点、悪い点があります。

当店でご相談いただければ両耳での試聴貸出も可能です。
両耳装用に興味のある方はぜひ一度お試しください。

ご来店お待ちしております。