補聴器の購入を考えている方、またはすでに補聴器をお使いの方も補聴器を使うとかえって耳が悪くなるのでは?と思っている方はいらっしゃるかと思います。

今回はそのことについてお話したいと思います。

まずお耳の聞こえに適正に調整された補聴器をお使いであればお耳を悪くするというようなことはありません。しかし適正に調整されておらず、響くような状態で使い続ければ補聴器が原因でお耳を悪くすることもあります。

聞こえが悪くなり始めの方は「補聴器なんかに頼ったらかえって耳が悪くなる」と思い、補聴器を使わずに何年も頑張り、いよいよ聞こえなくなったと補聴器を買いに来られる方がおられますが、難聴を長年我慢しすぎると補聴器を装用しても満足に効果が出せない場合があります。

なぜかというと、人は使わない機能は衰えてしまう傾向があります。入院などをして歩かないでいると歩く力が衰えてしまうのが良い例です。

個人差はありますが、耳も同じで聞こえない、聞こえにくいからといってそのままにしておくと言葉を聞きわける力は衰えてしまうことがあるのです。
言葉を聞き分ける力が衰えてしまうと、補聴器を付けても「声は聞こえるけど、なに言ってるか分からない」というような状態になってしまいます。

なぜそのようなことが起きてしまうかというと、補聴器はあくまで難聴により聞きにくくなった音や声を聞こえる音量まで増幅する機械です。増幅した声や音を聞き分けるのはご自身のお耳です。
つまり「聞こえる」と「聞き分けられる」は別なのです。

聞こえで不便を感じていらっしゃる方はリハビリだと思い補聴器の早期装用を考えてみてはいかがですか?
当店ではご購入の前に試聴、貸出も行っています。
ご来店お待ちしております。